Janis Ian / ジャニス・イアン

Janis Ian / ジャニス・イアン
Biography

ジャニス・イアン (Janis Ian, 1951年4月7日 – ) は、アメリカ・ニューヨーク州出身のシンガーソングライター。本名、ジャニス・エディ・フィンク(Janis Eddy Fink)。東欧ユダヤ系出身。

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Janis Ian / ジャニス・イアンの経歴と活躍

1960年代後半、「ソサエティーズ・チャイルド」(society child)でデビュー。人種差別批判を歌った衝撃的な内容とともに、未だ10代の天才少女として騒がれる。しかし、そのプレッシャーから数枚のアルバムを発表後、半ば引退状態となる。 その後、カメラマンと結婚するも離婚。
やがて、1972年にロバータ・フラックにより「ジェシー」(Jesie)が取り上げられたことから再び脚光を浴び、1974年にコロンビアレーベルよりアルバム『スターズ』(Stars)で復帰。
翌1975年にジャズと室内音楽の色濃いシングル「17才の頃」(At Seventeen)が全米キャッシュボックス誌でNo.1になる。
アルバム『愛の回想録』(Between the Lines)も全米No.1になり世界的にヒット。グラミー賞も獲得し、時の人になる。

とりわけ日本とヨーロッパでは絶大な人気を誇り、1976年のアルバム『愛の余韻』(Aftertones)はシングル「恋は盲目」(Love is Blind)が、TBSドラマ『グッドバイ・ママ』に使われて大ヒットしたこともあって、日本の洋楽アルバムチャートで半年間に渡って首位を記録した。
さらに翌年1977年のアルバム『奇跡の街』(Miracle Row)に収録されたシングル曲「ウィル・ユー・ダンス」(Will You Dance?)が、TBSドラマ『岸辺のアルバム』の主題歌に使われた。家庭崩壊を描いたシリアスドラマに彼女の優しい歌がよくマッチし、アルバムは日本だけで100万枚を超えるセールスを記録した。1978年には来日し、日本独自企画で2枚組ライブアルバムが作られた。

1980年には角川映画『復活の日』で「ユー・アー・ラヴ」(You Are Love)がテーマ曲に使用され、オリジナル・サウンドトラックとしてEPレコードも発売された。しかし80年代は、2度目の結婚の失敗や金銭トラブル、病気と、災難が続いて思うように活動できず、本格的な活動再開は、1993年にリリースしたアルバム『ブレイキング・サイレンス~再会』(Breaking Silence)からとなる。他の代表曲に「フライ・トゥー・ハイ」(Fly To High)などがある。

Janis Ian / ジャニス・イアンのコンピレーションアルバム

  • Best of Janis Ian (1977年)
  • At Seventeen (1990年)
  • 『ザ・グレイテスト・ヒッツ~アップ・ティル・ナウ』 – Up ‘Til Now (1992年)
  • 『スーヴェニアーズ~ベスト・オブ・ジャニス・イアン 1972-1981』 – Souvenirs: Best of Janis Ian 1972-1981 (2004年)

Janis Ian / ジャニス・イアンのオリジナルアルバム

  • Janis Ian (1967年)
  • For All the Seasons of Your Mind (1968年)
  • The Secret Life of J. Eddy Fink (1968年)
  • Who Really Cares (1969年)
  • Present Company (1971年)
  • 『ジャニスの私小説』 – Stars (1974年)
  • 『愛の回想録』 – Between the Lines
     (1975年)
  • 『奇跡の街』 – Miracle Row (1977年)
  • 『愛の翳り』 – Janis Ian II (1978年)
  • 『ナイト・レイン』 – Night Rains (1979年) ― 『ユー・アー・ラヴ』という異なる邦題の日本盤が存在する。
  • 『瞳はゆれて』 – Restless Eyes (1981年)
  • 『アンクル・ワンダフル』 – Uncle Wonderful (1984年)
  • 『再会』 – Breaking Silence (1993年)
  • 『優しい気持ち』 – Revenge (1995年)
  • 『ハンガー』 –Hunger (1997年)
  • 『ゴッド・アンド・ザ・FBI』 – god & the fbi (2000年)
  • 『ビリーズ・ボーンズ』 – Billie’s Bones (2004年)
  • 『フォーク・イズ・ザ・ニュー・ブラック』 – Folk is the New Black (2006年)