Leon Russell / レオン・ラッセル

Leon Russell / レオン・ラッセル
Biography

レオン・ラッセル(Leon Russell、本名Claude Russell Bridges、1942年4月2日 – )は、アメリカのシンガーソングライター、ミュージシャン。

2011年に、ロックの殿堂のサイドマン部門に選ばれる。授賞式では、かねてから親交があるエルトン・ジョンがプレゼンターを務め、ジョン・メイヤーとのセッションも披露された。

 ・ Spotify : Leon Russell / レオン・ラッセル

Leon Russell / レオン・ラッセルの生い立ちと活動

オクラホマ州出身。十代の頃からキーボーディストとして活動を始め、同郷のデヴィッド・ゲイツ(後のブレッドのメンバー)等とバンドを組む。以降、ジェリー・リー・ルイス、ローリング・ストーンズら多くのアーティスト、フィル・スペクターのプロデュース作品のレコーディングに参加している。意外な所では、ザ・ベンチャーズのレコーディングの参加が知られている。「十番街の殺人」のサックスソロ(サックス音をレズリースピーカーから出す)、「朝日のあたる家」等で聴く事が出来るオルガンソロは、彼が弾いたものである。後にザ・ベンチャーズ(ロックの殿堂入り)のリードギタリスト、ノーキー・エドワーズがソロアルバム「Nokie!」をリリースした際にはライナーノーツを執筆、ノーキーやベンチャーズの音楽性の素晴らしさを力説している。

ソロ・アーティストとしては1968年から現在に至るまで数多くのアルバムを発表、ルーツ・ミュージックの色が濃い泥臭い音楽性は高い評価を受けている。それは、アメリカ南部出身のミュージシャンによって、ロサンゼルスで爆発した。ラッセルのロック・ミュージックはロサンゼルス産でありながら、”スワンプ・ロック”という呼称が与えられ、彼こそが、スワンプ・ロックのカリスマであった。彼の代表曲である『ソング・フォー・ユー』は1970年の作で、レイ・チャールズ、カーペンターズなどにカバーされた。この頃、スワンプ・ロックは、エリック・クラプトンにも大きな影響を与え、アルバムに参加したばかりではなく、彼のバンドから、ベースのカール・レイドルやドラムのジェイミー・オルティカー、その他、ディック・シムズ、マーシー・レヴィを引き抜いている。1979年の日本公演でアルバム化されたクラプトンの「ジャスト・ワン・ナイト」では、ラッセルの代表作『ソング・フォー・ユー』のピアノの降下音の完全コピーで演奏を開始して、その音楽的起源を披露している。他にも『タイト・ロープ』、『スーパースター』、『マスカレード』など、カバーされた作品は多い。